ウィーン便り

森野由みのウィーン便り

月に一回ですが、最近の様子をお届けします。皆さまからのご感想などをお寄せいただけると幸いです。なお、2017年までの「ウィーン便」は、下のボタンをクリックすると、ご覧いただけます。

9月のお便り

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親愛なる皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

こちらは早朝や夕方の空気が冷たくなってきて、昼間に盛んに聞こえてくる近所の芝刈り機の音も、あと何度くらい聞けるかなーと考えるようになりました。

先日、用があって、朝早くウィーンに出ました。

街の中の公園には、思ったよりまだたくさん薔薇が咲いていました。
今年の夏はそんなに暑い日が続かなかったので、そのためでしょうか?

用事を済ませたら11時くらいで、朝から何も食べてなかったので、何か食べようということになりました。いつもならお客さんでいっぱいのカフェには誰もいなかったので、入ってみました。

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ウィーンに遊びに来る方には、“カフェの朝食もいいですよ”とおススメするのですが、実際、わたし自身は、そんなにカフェで朝食をとることはありません。

特にウィーンでなんて!

なので、逆にカフェの朝食に憧れていて、この日も、もう少し早かったら間に合ったのになーと思いつつカフェに入りました。朝食メニューは大抵11時くらいまでです。

わたしの居る田舎では、多少時間を過ぎても、“いいかなー”と聞くと朝食サービスしてくれるのですが、まさか都会のウィーンのカフェでは、そんなこと聞くのも恥ずかしいかと、こういう時は急に真面目な「日本人気質」が戻って来てしまうわけです。

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さて、何を注文しようかとメニューのページを開いたら、ああ、ありました、手の届かない憧れの「ウィーン風朝食」!

が、そのページには、「良いウィーン風朝食、一日中あります」との文句が!
なんと!!

即座に注文して、待つこと約20分。

一日中、注文できるなんて、おおらかなウィーンそのものだなーとしみじみと感動しましたが、この長い待ち時間もさすがウィーン風。かなりのんびりしています。

朝が早かったので、待っている間に眠気がさしてぼんやりして来た頃、ドーンと「良いウィーン風朝食」が、運ばれてきました。

まるでロンドンのティーサロンでのアフタヌーンティーかと思うような、このお洒落な雰囲気。目が覚めました。

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ウィーン風朝食というと、カイザーゼンメルと言われるパン、バター、ジャムが基本で、これに卵やハム、チーズ、オレンジジュース、はたまたセクト(シャンパン)がついたりと、いろんなバージョンがあります。

次の用事までには、まだ時間もあるので、ゆっくりとこのまたとない機会を楽しんで、少しずつカフェの中にお客さんが増え始めたころ、カフェを後にしました。

このカフェはいつ通っても、大抵満席で中に座れることはほとんどないのですが、時間がちょうどよかったのと、お天気がいいので、外の席に座る人が多かったようで、ラッキーでした。

それにしても、一日中朝食メニューがあるなんて、いいことを発見しました。

安心安全で旅ができるようになって、ウィーンにいらした時は是非お試しください!

ウィーンの魅力、まだまだ発見することがありそうです。

みなさま、どうぞお元気で!

森野由み


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8月のお便り

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親愛なる皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

残暑お見舞い申し上げます

日本の夏、こうやって離れていると、風流な魅力に懐かしさを覚えますが、皆様きっと暑い日々をお過ごしですよね…

こちらは、この8月は、いつもの年よりもぐっと低い気温で始まり、夏服でいると凍えそうでしたが、やっとこの最近夏らしさを感じられるようになりました。

もう夏が半分過ぎてしまい、ご近所のリンゴや洋梨、プルーンの木の枝がどんどん地面に近づいて来ています。

実り豊かな秋もそんなに遠くないのかな、と思える季節になりました。

先日、庭に降りて行ったら、ばったりバンビに会いました。

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同じ方向に歩いていたようですが、私はしばらく気がつかず、なんとなく空気が変わった気がして、はっと見たら、なんと鹿さん。“おっと、こんなところで!”私もあちらもフリーズしたまま。

“わたし、あなたのことよく知ってるのよ。練習してる時、窓から良く見てるから”

と話しかけようかなーと思ったところで、あちらがささっと来た方向に走り去ってしまいました。

家のすぐ後ろが森なのですが、そこからよく来ているようで、うちの庭や隣の原っぱで、もそもそ何か食べているのをよく見かけるんです。

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時々家族で来ていることもあるんですよ。

ところで、皆さんは、ディズニー映画「バンビ」、ご存知ですか?

ディズニーといえば、「シンデレラ」、「眠れる森の美女」、「白雪姫」、「101匹ワンちゃん」など、数々のベストセラー映画を世に出していますが、「バンビ」もその一つ。

子供の頃から大好きだったこの辺りの作品、何でもかんでも全部ディズニー作品と思い込んでいましたが、バンビの原作者はなんとオーストリア人。

フェリックス・サルテン (Felix Salten)

サルテンは、このバンビをオーストリが誇る避暑地アッターゼーというとても大きな湖のほとりで、ある夏に考えたと言われています。

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このアッターゼーはサウンドオブミュージックでも有名なザルツカンマーグートの湖の中の一つで、周りには森や山が続き、登山道などもたくさんあります。

大自然が大空にとけこみ、時空にまで繋がっているようなそれは巨大で豊かな世界が広がるところです。

原作は「森の中の物語」といい、発表された時には全く見向きもされない残念な結果だったようです。

その後、別の出版社を得て世に知られることとなり、最終的にはディズニーがタイトル「バンビ」として世に送り出して、世界中だれでも知るようになったそうです。

あまりに可愛らしいディズニーのバンビの姿が先行しますが、「生きていくこと」というテーマと、また作品の中に登場する「人間」への眼が、時には重く心に響きます。

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サルテンはその後、バンビが大人になってからの「続き」を書いたそうですが、やはり2作目の中でも「人間」に対して厳しい視線が向けられているのだそうです。

あの大自然の中で、サルテンの想いはどこに向けられていたのでしょうか。

空にぽっかり浮かぶ夏の雲を眺めながら、そんなことを思う今日です。

皆さま、よい夏を!!

森野由み


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7月のお便り

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親愛なる皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

梅雨のないオーストリアでは、爽やかな夏が始まっています。

この夏の時期、私は自宅にいないことが多く、今年は夏色に染まったお庭もこの辺りの景色も心いくまで味わっています。

それは麦畑の透き通った青緑色とその脇に揺れるけしの花の赤オレンジ色のコントラストに始まり、ご近所の手入れの届いたお庭に咲き誇る薔薇の放つ高貴な薫りと、目も鼻も心も刺激されっぱなしです。

この時期の光景がこんな風だったということ、すっかり忘れていました‥

我が家の庭では、さくらんぼが鈴なりにでき、数年ぶりに、さくらんぼを口にしました。

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さくらんぼの新鮮な美味しさも素晴らしいと思ったのですが、何よりも枝になっている実に手を延ばしてちぎるということそのものに、何ともも言いがたい豊かさを感じ不思議な気持ちになりました。

一年で一番美しいはずの5月が、今年はお天気が悪い日が多かったので、もうさくらんぼはできないかなと思っていたのですが、予想と反して、本当にたくさんのさくらんぼができ、派手な「さくらんぼ祭り」‥私が勝手にそう名づけたのですが‥を今年は開催するに至りました。

毎日毎日、ビタミンの補給といいながら、のどが渇いたといっては食べ、おなかが空いたといっては食べ、時にはお夕飯がさくらんぼになったりして。

それに少々飽きたところで、ケーキにしてみたり‥でもやっぱり生がいいとビタミン補給に戻って、その間に研究していたケーキレシピでまた再度ケーキを焼いたりジャムにしてみたり‥と、さくらんぼ三昧のお祭りでした。

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日本では高級品のさくらんぼをケーキやジャムにするなんて、もってのほかとも思うのですが、何しろあまりにもたくさんあるので、せざるを得ない。といった感じでした。

そこでふと、大学のころを思い出しました。

私は大学のときに学生寮に入っていたのですが、ルームメイトで美術・芸術科のお友達が鳥取出身でした。あれは夏になるころだったでしょうか、「実家から梨を送ってくるよ。楽しみにしてて。梨ジュース作って飲もう!」と言うので、「待て」をかけられた犬のように、待ち続けたのでした。

そしていよいよ届いた梨の箱!!

空けてみると、それはそれは大きくて立派な梨がたっくさん入っていました。

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梨が大好きな私は、もううっとり!!!

ジューシーな梨を、しゃりしゃりと食べるという夢のような贅沢な毎日が始まりました。

が‥

人間、なんと罰当たりな、とも思うのですが、「もう食べられない」という日が来てしまいました。

そこで登場したのが「梨ジュース」。食べる前は罪悪感あふれる行為のように思えていましたが、これはまたふくよかな美味しさ。しかも消費が早いこと。

その時に、たくさんあるからこその知恵があるんだなーと感心しました。

ああ、懐かしい藝大寮!

もう今では取り壊されてないんですけどね。

今でも夢に見るんですよ。

そんな想い出が、風に揺れるさくらんぼと重なる初夏の始まりです。

みなさまにも良い夏が訪れますように。

どうぞお気をつけてお過ごし下さい。

森野由み


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6月のお便り

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皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

お元気でいらっしゃいますか?

今日は久しぶりに晴れ渡り、青く明るい空が広がりました。

小鳥たちの歌声も一段と高く響き、渡りゆく風に揺れる木の葉と、のどかな音楽を奏で、空に向かってすくっと立っている白樺の白い肌には、少し傾いた夕日がほのかに金色に映っています。

このところ嵐や雹が降ったりすることもあるくらいのお天気が続いたので、この穏やかさには、心からほっとします。

さて、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

こちらはホテルやレストランなども再開し、イタリア以外の国々への国境も開き、行き来することが許されるようになりました。

まだ毎日新しい感染者は出ているようですが、ある程度落ち着いたのかなぁと思っています。

ただ昨日来た日本大使館からのメールには、日本への郵便がまた取り扱い中止になったとあり、びっくりしました。なぜなんでしょう‥

この日本大使館からのメール、コロナの感染が広がり出してからは、毎日、多い時で日に2回くらい来て、どのくらいの感染者がどの州で出たか、どのくらいの人が治ったか、またコロナに対してのオーストリアと日本の政府の対応をずっと知らせてくれました。

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厳戒態勢が終わった今も、毎日報告のメールが来て、本当にありがたいなぁと思って受け取っています。

ほとんど何もしないうちに、もう6月に入り、一年の半分は過ぎてしまって、しかもこれからヴァカンスシーズン。

国によっては、コロナに関係なく、ヨーロッパ内なら、自由にヴァカンスを過ごして良い、というところもありますが、オーストリアは、「できれば、国内でヴァカンスを過ごしてほしい」という方針のようです。

そのせいか、新聞に掲載される旅行の宣伝も、オーストリア国内のものがいつになく多い気がします。

ただコロナの関係で、公共の乗り物や宿泊施設などを利用しなくて済む、キャンピングカーの貸し出しが静かなブームになっているそうです。

「静かな」ブームというので、早速問い合わせた友人によると、問い合わせたところはすでにほぼいっぱいだったのだそうで、他のところを当たってみなきゃと言っていました。

私は‥お天気が良ければ、お庭を眺めながら、まだまだ緑色のさくらんぼがいつ食べごろになるかなーとのんびり待つことにします。

みなさまのご健康と安全をお祈りしつつ。

森野由み


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5月のお便り

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皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

美しい季節になりました。

さくらんぼの花が散るころ、可愛らしい花を咲かせはじめたりんごの花が、そろそろ終わりに近づき、次の準備に入っています。

入れ替わりに、辺りには、ライラックの花が一気に咲き始め、川のそばに広がる原っぱには、たくさんのたんぽぽが咲いて、カラフルな喜びと甘い薫りでいっぱいです。

森の中に足を踏み入れると、鳥たちが合唱で迎え入れてくれて、その響きに耳を傾けていると、新鮮な森の薫りの一部分になれるような気がして、身体いっぱいに深呼吸をしたくなります。

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遠くの山々は常緑樹と新緑のコントラストが眩しく、きらきらとした輝きが、青く澄んだ空色へと昇っていきます。

あまりにも素敵すぎて、あっちこっちきょろきょろしながら歩いていたら、つまずいて足をくじいてしまいました。

足元に気をつけて歩かなきゃと思うのですが、ついつい違う方に目が行って、うっとりしてしまい、自然の魅惑にすっかり虜にされてしまっています。

こちらは、6週間に及んだコロナに対する厳戒態勢が少しずつ緩まり、外を出歩く人たちが私のいる田舎でも少々増えました。

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車の数も多くなり、また一般の交通機関を使っての遠出も、マスク着用が義務付けされて許されるようになったので、活気が少し戻ってきたように思います。

厳戒態勢の間、お店がしまっていて不自由でしたが、ラジオからの情報によると、美容院が閉まっていて困る人が特に多かったのだとか。

そうですよねー

私も髪が伸び放題。今月から美容院も開くそうですが、でもなんとなく大腕振っていく気になれず、いつか友人が“自立した女性は自分で髪を切る”と言っていたのを思い出し、前の方だけでも、自分で切ってみることにしました。

普段はインターネットで色々調べることもないですが、ここぞとばかりに見てみると、なんとまぁ沢山の情報! 便利なものですね。

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その情報をもとに、やる気満々で挑戦したところ、スッキリして、多少短いかなとは思いましたが、当分の間、舞台に立つこともないし、最初にしてみれば、まずまずの出来かと‥

厳戒態勢に入ってから、使用頻度の高くなったテレビ電話を使って、母と話したら、“あら、その前髪どうしたの?おかしいよ”と言われてしまいました。

真っ青+言葉なし。

予定通りに出入国できないので、6月の帰国は先に延ばしました。

皆さまにお目にかかるまでには、おかしな前髪の形跡も消えている事と思います。

皆さまのご健康と安全をお祈りしつつ‥

森野由み

  • お久しぶりです。HPのお便りを読ませて頂き、お元気そうにされておられて、安心しました。
    福岡県も、少し落ち着いてきたようですが、まだまだ、決して油断しないでおきたいと思います。いつの日か、また、お会いできると嬉しいです。お体にに気をつけてくださいね!(SNSをあまり使わなくなり、こちらに書き込みさせて頂きました) -- 古川智子 2020-05-13 (水) 17:54:37
  • 古川さま
    いかがお過ごしですか?
    安心して、またオーストリアに遊びにいらっしゃれる日が来るといいですね。
    コメント、ありがとうございます。嬉しかったです。ご家族のご健康、お祈りしています! -- 森野由み 2020-07-15 (水) 22:58:00

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4月のお便り

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皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

これまでコロナによる影響がさほどひどくないように思われた日本の状況が変わって来ているようで、心配しています!

こちらは3週間に及ぶ厳戒態勢を経て、一時期1日に800人に登っていた感染者数が200から300になってきました。他の国に比べると、対処が早めだったオーストリアはイースターを前に、厳戒態勢を少しずつ緩めて行く予定のようです。

それでも、決定的な薬はないわけなので、これまで通り、生活に最低限のことをする他は、うろうろ出歩いたり、人と会ったりしないで家に居るよう呼びかけています。

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今年はスペインへの演奏旅行も何度か入る予定でしたが、早い段階で見通し不可、しかも6月に予定していた日本への帰国も諦めざるを得ず、“これは特別休暇だ”とのんびりすることにしました。

ですが、気ままに買い物したりするわけにもいかない上に、パン屋さんやケーキ屋さんもお休みだったので、食べたいなら自分で作るしかなく、意外と忙しい日々を過ごしています。

自分で作ると言っても慣れないし、その上、手に入る材料にも限りがあるので、冒険と発見の毎日で、夜にはヘトヘトになっています。

新しい命が生まれるイースター、そのシンボルである卵などを飾ったりするのもすっかり忘れて過ごしていたら、ご近所の奥さんが珍しく、私の自宅にいらっしゃいました。

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なんだろうと思ったら、なんとイースターのプレゼント。こんなことは初めてです。

“なぜ、私なんかに?”と、(コロナ距離を置いて) 離れて立っている奥さんは、“今年はあんまり悲しい日が続いたから、ご近所の方にプレゼントしているの、良いイースターを!”とおっしゃいました。

ああ、この人を想う気持ち!

これがオーストリア、これがキリスト教の教え? ああ、これこそが全てを超える尊い想い!

私は自分が恥ずかしいと思いました。冒険と発見はいいけれど、全部、自分のことのみですから。

この奥さんの想いを、皆さまへもお届けします。

皆さまとご家族の安全とご健康を、オーストリアの空を見上げながら、お祈りしつつ‥

森野由み


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3月のお便り

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親愛なる皆さま

いかがお過ごしでしょうか? ご存じのようにヨーロッパでもコロナウイルスが蔓延し、私が住むオーストリアでも様々な規制が行われています。

ご心配している方も多いと思いますが、友人のFeriさんが自身のブログで、詳細な情報を提供しています。ご心配な方は、そちらをご覧ください。

Feriさんのブログはこちらから‥

私は、こんな時だからこそ、明るい話題をお送りしたいと思います。

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こちらは今日は爽やかな青空が広がっています。

今週はお天気が崩れるという予報でしたが、意外にも良いお天気が続き、気持ちよく過ごしています。

まだ空気は冷たいですが、太陽に誘われてお散歩に出てみました。

私の住んでいる町は、シューベルトの大親友のクぺルヴィ―ザーという画家の故郷ということを以前に書いたと思いますが、この辺りは、ビーダーマイヤーの時代に雑踏の町から離れて田舎の景色や空気を満喫するために、多くの人がやって来たことで有名です。

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たくさんの芸術家たちもたびたび足を運び、数々の素晴らしい芸術作品が生まれたのだそうです。

終点のグーテンシュタインというところまでは電車で約20分ほどで、ここにはたくさんのハイキングコースがあります。

最近お天気が良い日が多いので、たびたびこの町を訪れています。頂上に教会と修道院がある山に登ったり、大きな木がたくさん立つ森の中を散策してみたり‥

今日はサイクリングコースにもなっている道を隣町まで歩くことにしました。

途中、大きいな農家があって、そのあたりをニワトリが好き放題に歩いていました。

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農家の入り口には「新鮮な卵」と書いた小さな看板があり、この鳥たちの卵なら美味しいに違いないと、買い求め、またあっちこっちよそ見しながら歩きました。

途中遠くに見える山々の頂上には、まだ雪が残っています。

ウィーンの誇る美術史美術館には素晴らしいブリューゲルの絵のコレクションがあるのですが、まさにここは、そのブリューゲルの描く世界。

遠くの山、すぐそこの木と木との間に敷かれた落ち葉の色、そして空気までが、ブリューゲルの世界で、まるで絵の中をあるいているかのような気さえします。

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ミツバチの巣箱が置かれていたり、馬がのんびり草を食べていたりするのを眺めながら、澄んだ空気を吸うと、心身ともにリフレッシュします。

少しだけですが、写真を撮ったので、載せます。

のどかなひと時を感じて頂けたら嬉しいです。

皆様のご健康、心からお祈りしております。

森野由み


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2月のお便り

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親愛なる皆さま

灰色の空から、小さな雪の玉がぱらぱらと降ってきました。

新年も始まったばかりかと思っていたのに、もう2月なんて早いですね。日本では薫り高い梅の花が可憐な花を咲かせているでしょうか?

私が日本にいた間、こちらもいつもの冬に比べると、おだやかだったそうです。

この数日間もまるで春のように暖かい日が続き、その陽気に誘われて、アーモンドの木の蕾が可愛らしいピンク色を帯びて来ています。

でもやっぱり…雪が降って来ました~~

この雪でしばらく春への準備も小休止といったところでしょうか。

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今年は春になったら、りんごの木を植えようと思っているのです。

去年の秋に、私の住む町から電車の終点駅までの間に、植木屋さんを見つけて、そこにいろんな果物の木も置いてありました。

私がこの家に来た頃、りんごの木が二本あって、そのうちの一本はもう古かったようで、ほとんど実はなってなかったのですが、もう片方の木にはとても美味しいりんごがなっていました。

越して来たのがちょうど秋だったので、ウイーンに出る前には庭を通った時になっているりんごを木から取って、おやつ代わりに持って行ったりしていました。

そのりんごの木も。だんだん年老いたのか、つける実も少なくなり、二年前の春先の大雪で木が折れてしまい、仕方なく、掘り起こして片付けました。

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りんごにも色んな種類があり、だいたいどれも手のひらサイズというのか、一回食べきりサイズというのか、日本のりんごに比べると小粒で値段も安く、日常に欠かせない果物です。

「1日1個のりんごでお医者さんいらず」という言葉があるくらいです。

スーパーや八百屋さんで買っても、とても美味しいのですが、自然の木からもぎって食べるりんごは、言葉にできないほど格別の味。

木というのは自然に生えているものだと受け止めていたので、実は庭にあったりんごの木も自然に生えていると思い込んでいました。

それが、去年見つけた植木屋さんで「りんごの木=植える」ことができる、という図式ができて、楽しみが増えたわけです。

この舞い落ちる雪の向こうに春を夢見つつ、これからコーヒーでも飲むことに致します。

森野由み


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1月のお便り

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親愛なる皆さま
「新しい年」をいかがお迎えになられたでしょうか?

私は約三か月間の日本での滞在を終えて、オーストリアへ戻って来たばかりです。
こちらのきりっとした冷たい空気に触れて、この二日間冬眠したようによく寝ました。

ANAが日本とウィーンの直行便を始めて以来、この便を使っています。羽田空港を出るのが真夜中で、ウィーンに着くのが朝の6時なのです。

早起きが苦手な私は、最初はこの「6時到着」にぞっとしていたのですが、使ってみると、とても便利です。

九州から出るのも夕方遅くでいいし、出発が真夜中なので、飛行機に乗ると、自然と眠れて、丁度目が覚めたころウィーンに着くので時差を感じません。

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唯一大好きな映画鑑賞ができないのが、残念な点ではありますが。

観光ならまる一日を使えて本当に良いと思います。
そういえば、私のお友達は、去年この便でウィーンに来て、着いた日の午後に声楽のレッスンを受けに元気に出かけていましたっけ‥

日本滞在の間、本当はみなさまに書きたいことが一杯あったのですが、なかなか落ち着いてコンピューターに向かえず、思っいてることがそのまま文章になればいいな。なんて何度思ったことか・・・

ああ、でも、本当に頭にチップを植え付けられて、何かに考えをコントロールされるような時代が遠くないような時代に入って来たこの世の中、とんでもない考えですね。

なんだか新年らしからぬお手紙になってしまいましたね。

また出直すと致します。

親愛なる皆さま

新しい年が、たくさんの健康ととびっきりの笑顔を皆様に運んできますよう、心からお祈りいたします

森野由み


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